たはらひろき(なまはげ)

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最近の思考実験:もし全世界が一つの財布を使うようになったら

今回は負債論を離れて(実は離れてないのですが)最近よく頭の中で考えていることについてお話ししようと思います. それは「もし世界中の人々が一つの財布を使ったら」というものです. そうすれば金融系の問題はある程度解決可能なのではないか,という思いつきです. 財布,ではなくとも分散型で管理される一つの銀行口座を擬似的に共有している場合です.もちろん社会主義のように私有財産を否定しているわけではなく,個々人にそれぞれ「持分」が存在しています.ただ,人類の全通貨が管理される「プール」が仮想的であれ同じであり,それゆえそのエコシステム内に存在する通貨の流動性が無限大に近づいている状態を指します.そのための条件は以下の通りです.

負債論とブロックチェーン 密接な関係

田原です. 遅くなりましたが,なぜ負債論がブロックチェーンに関わってくるのか,個人的な見解を述べたいと思います. まず,そもそもブロックチェーンとはなんなのか.その社会的な定義から入りたいと思います.(技術的,ではなく)この点については後ほど詳しく記事にします. ブロックチェーンというのは「コンピュータの力を借りてすでに定義されたコンセンサス(すり合わせ)を自動化するシステム」と定義できます.これはパブリックでもプライベートなブロックチェーンでも本質は変わりません.すでに定義されたコンセンサス,というのはジュース一本100円,といった「約束事」のことです.(この「約束事」についてはあらかじめ当事者間での合意が必要です)

負債論を読んでみた4 〜8章・11章〜 枢軸時代・中世についての考察

この分厚い本もあと三分の一ほどになってきました。 どんどん読んでいきます。 ここから負債の具体的な歴史に入っていきます。8章は非常に短い章ですが、めちゃくちゃ大事なことが書いてあります。 8章 これまで見てきたようにお金には地金(貴金属)と信用の二種類がある。そして時代によってどちらの貨幣が優勢なのかには差異がある。 しかし重要なのは「平和な時代には信用貨幣が中心となり、暴力が渦巻く時代には地金が優勢になる。」という原則である。ものとしての利便性は信用貨幣の方が便利だが、戦国時代のように暴力が横行していたり、見知らぬ第三者とのやりとりが多くなると地金の方が便利になる。

負債論を読んでみた3 〜第6章から第7章〜 奴隷と負債

こんにちはなまはげです。 前回の記事と今回の記事では、負債という「人間関係の在り方」を通して負債の本質や社会の本質を探っていきます。さて、前々回までは内容が優しかったのでデスマス調でかけたのですが、前回からきつくなってきたので今回から本文はである調で統一します。ご了承ください。 めっちゃ難しいのでよくわかんねえって場合は最後のとこだけ見てください! 第6章 性と死のゲーム 奥さん!!聞きました?生ではなく”性”ですよ!!! こりゃあ、興奮しますね。間違いない。

貨幣博物館行ってきました

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日銀の別館にある貨幣博物館に行ってきました! めっちゃたくさんの金貨銀貨銭貨のコレクションがあって大興奮でした!(写真NGなのでお見せできませんが…) 個人的に最も興奮したのが平安時代に発行された本朝十二銭(+富本銭)が全て揃っていて大きさや文字の状態が比べられることでした。特に最後に発行された乾元大宝は、銅不足や朝廷の財政難によって鉛を多く含んだ粗悪品であるため現存がほとんどないため、あれほど綺麗な状態のものが見れて嬉しかったです。

負債論を読んでみた2 〜3章から5章〜 原初的負債と人間社会の類型

負債論、どんどん見ていきましょう! 3章から8章まではとりあえずダイジェスト的に見ていきます。この6章分で言いたいことは主に「人間社会の本質は何か」ということです。そこまで負債というものにはこだわらず、様々な社会(主に市場経済化されていない社会)を対象に人間社会の関係性が成り立っているか、ということを丁寧に解剖しています。(正直この辺はわかりにくいです)

負債論を読んでみた 1 〜1章から2章〜 貨幣の起源

ブロックチェーン界隈で最近何かと話題になっている負債論を読んできたいと思います。 なぜ、「負債論」と「ブロックチェーン」に深い関わりがあるのかについては後日記事にしたいと思います。 第1章   この本は一つの疑問から始まります。 なぜ、負債は返さないといけないものとして “考えられているか” という疑問です。よくよく考えてみると負債は”絶対に”返す必要はないです。(絶対に返さなきゃいけないとなると負債のリスクが0になってしまう)そもそも負債とは何なのでしょうか。暴力団が要求する「みかじめ料」と「カネを貸せ」の間にどんな違いがあるのでしょうか。この二つは「暴力団が力を持っている」うちは実質は変わらないはずです。(その構造は基軸通貨であるアメリカの国債発行にも似たようなものが現れる)