Libraは巨人の史上最強打線(2004)だ。

こんにちはなまはげです。 今日は昨日発表されたLibraについてです。 僕は前情報ではまっったく期待していませんでした。そして昨日なぜかホワイトペーパーをガン無視してなぜかテクニカルペーパーの方を読み漁っていました。すると期待感がモリモリ湧いてきてスッゲー!!という気持ちになりました。 しかし、そのあとポコンとWPを読んだら「やっぱりか…」と期待感がしぼんでしまいました…

DeFiを経済学部の教授の方に話してみた。

なまはげです。今日はいつにも増して短い記事です。 先日、今構想中のDeFiについて、ブロックチェーンをほとんど知らないとおっしゃっていた東大の経済学部の教授のところに相談してきた内容を備忘録的に共有します。 なぜ行ったのか 今僕は受講中の東京大学ブロックチェーンイノベーション寄附講座という講座内で僕がMakerDAOのようなステーブルコイン発行システムを開発しています。そこで大体の設計ができてきたのですが、何か見落としやもっといいシステムの考え方はないのか、という部分でなかなか開発に踏み切れずにいました。 そうした中で金融やマクロ経済に詳しい方に相談したいと思い、思い切って教授に連絡したところ快諾してくださいました。(一応教授の名前は伏せておきます) 約一時間あまりの中で色々なことを話したのですが(僕は経済の素養をもっとつけたほうがいいと怒られました笑)、今回はその中でもDeFiやクリプト界隈全体に言えるような話をピックアップしてかるーくまとめます。(特に章立てとかしないでつらつら書き連ねていきます。)

“空”、そして”縁起”こそがワールドステートだ 仏教とEthereum

なまはげです。 今日の話題は「仏教とEthereum」です。 何ゆうとるんや、という感じですが要は「Ethereumの定義するワールドステートは世界を縁起により成り立つと再定義することだ」ということです。 ちょっとだけ自分の思想的な背景も含めて説明したいと思います。

EOSREX 〜EOSのDeFiは成立するか〜

EOSで割と大掛かりなプロジェクトであるEOSREXというDeFiが始動しました。大手BP(Block Producer、マイナーみたいなもん)のeosnewyorkが始めたプロジェクトです。 EOSでDeFiと聞いた時には「んなの成功するわけねーじゃんwww」というノリだったのですが、サクッとですが調べてみるとなかなか面白いなあと感じたので備忘録的に書いておきます。

新しいDeFiの提案 ~なぜMakerDAOは”微妙”に感じるのか~

なまはげです。 今日は最近構想しているDeFiのアイディアについて書きます。しかしその前にMakerDAOの現状の問題点について整理したいと思います。特に初めて聞いた人ほど「MakerDAOって微妙じゃない?」と感じる現象について説明したいともいます。 なぜ、MakerDAOは”微妙”なのか MakerDAOの仕組みについて説明すると、金融等に詳しい人ほど微妙な反応をします。(私の親戚に金融関連の人が数名いらっしゃるのですが、その方達の反応が特に微妙で面白かったです笑) 基本的な仕組みは置いておいて、なぜこのような反応が多いか見ていきたいと思います。 CDP作成者にリスクを一方的に押し付けてリターンがない上にコストも支払う これが一番大きいと思います。Stablecoinをドルに一切触らずに作成しようとするとリスクを誰かが取らなければなりません。特に今回はETH価格の下落リスクに対処する必要があります。そのリスクは誰が取るのでしょうか? もちろんLiquiateの可能性をひめたCDP作成者とDaiホルダーです。正確にはLiquidateするまでの価格下落リスクと、Liquidateしてから10%下落するまでの下落リスクをCDP作成者が取っていて、残りはDaiホルダーが取っています。 また、Stablecoinを発行するということはある意味でオプションとも言えます。このオプションのコストを支払うのは誰でしょうか。そうです。CDP作成者ですね。Stability Feeという形でコストを支払っています。あれ?このStability FeeはDaiホルダーでもCDP作成者でもなくMKRホルダーにいきます。謎ですね。彼らはガバナンスコストしかtakeしていません。通常の金融では数%以下の手数料という形でそれを実現しているのですが、今回はなんと年利で16%です!!! 現実のオプションでもプレミアムはオプションの売り手がゲットしています。 頭おかしいですね。 また、コストとリスク(の一部)をCDP作成者がtakeしていますね。これじゃあなんのためにStability Feeというコストを払ってまでリターンを求めたのかわけわかりませんね。なぜ人々がStablecoinを求めるかというとリスクをtakeしたくないからです。 なのにリスクをCDPホルダーやDaiホルダーが支払っているのはおかしいですよね。 これにはドルに触らずにstableにするには極端な価格下落コストはtakeしないといけないという仕方のない一面もあるのですが、それにしてもCDPホルダーがtakeしなければいけないリスクは異常です。 コミュニティの縮小でしか価格をあげられない Dai価格が1ドルまで上がらないとどうするか。Stability Feeの値上げによる供給量の削減です。 要はみんな使うな、ということです。 これ、インターネットビジネス全般の常識から大きく外れています。インターネット内のビジネス(SNSなど)の常識は、「アクティブユーザーを増やすのが第一優先」です。なのにこれは供給量を下げる、すなわちアクティブユーザーを減らすことで目標を達成しようとしているということです。 YouTubeで健全な運営のために「違法動画を一度でも見たやつはすべてban」みたいな感じですよね。 これはプラットフォームとしての欠陥を抱えていると言えます。 MKRホルダーが一番 このDaiはMKRホルダーの利益を最優先して設計されています。 供給量を減らすためになぜわざわざStability Feeを通してMKRホルダーの利益を増やさないといけないのでしょうか。もっと健全なリスクーリターンの関係に持っていくことを不可能なのでしょうか。 結局のところ、MKRホルダーの利得を最優先していて、エンドユーザーに対する配慮ができていないという点があります。 どんなDeFiが必要か ではどんなDeFiが必要なのでしょうか その要件をまとめていきます More Risk More Return この一言に尽きると思います。 リスクをtakeする人は多くのリターンをもらう。逆にリスクを減らす人はその分のFeeを支払ってその代わりにしっかりリスクを減らしてあげる。 これが成立しない限り金融としては使われないと思います。 シンプルに、利害関係を複雑にしない なるべくシンプルにワークする仕組みを作るというのもポイントです。 複雑すぎるシステムはそれだけで競合に対して弱くなります。(その一方で競合がいない場合なんとなくでプライシングがつく場合もあります、今のDaiのように) そしてよくわからない利害関係を作らないということも大切です。余計な利害関係は余計なコストにつながります。 新たなDeFiのご提案 そこで提案したい仕組みが以下のような仕組みです。 概要としては手数料を支払いStablecoinを発行する人(Publisher)とETH価格下落リスクをとるひと(Risk Taker)の二つに分かれます。 Publisher こいつの役割は至極単純で、ETHと手数料と交換でStablecoinを手に入れます。 そしていつでもETHと交換できます。 Risk Taker イメージ的にはUniswapの流動性供給に近いです。 担保となるETHを供給します。彼らのメリットは二点です。 1. ETH価格が上昇するとPublisherの担保分の価格上昇分も受け取れる レバレッジ取引のようなことが可能になります。 例えばPublisherが10000円分のETHを預け、Risk Takerが10000円供給し、ETH価格が1.5倍になった場合、Publisherの担保の価格上昇分である5000円はRisk Takerにいきます。するとRisk Takerが所有するETHの現在価値は10000×1.5 + 5000で20000円分になります。 2. Publisherの手数料収入の一部が金利になる これはそのままです。Uniswapの流動性供給と同じように手数料に一部がRisk Takerにいきます。 一方、リスクは次の二点です。 1. ETH価格が下落するとPublisherの担保分も負担しなければならない 先ほどの逆です。先ほどの例で言えば、ETH価格が半分になるとRiskTakerの担保の現在価値は10000/2 – (10000 – 10000/2)で0になってしまいます。 2.引出額に制限がある システム全体の担保額がある一定を下回らないようにするため、Risk Takerの担保額がある一定水準以下の場合は引き出しができません。 また、一つのアカウントがまとめて引き出すことがないよう、一つのアカウントの一度の引出額には制限があります。 だからと言って引き出すことができないわけではなく、Set Withdrawalという概念があり、市場で一定数のステーブルコインを調達して、そのステーブルコインとETHの交換とETHの引き出しを同時に行えばその分引き出すことができるという仕組みです。 ステーブルコインを調達したタイミングにより利得は変化しますが、引き出すことは可能です。 この仕組みのメリットデメリット メリット メリットはリスクをとってリターン(手数料収入)を手に入れる人とリスクを減らしてコストを支払う人でしっかり分かれている点です。きちんとここが分かれていることで金融システムとしてワークするようになります。 また、利害関係が明快でプライシングがしやすい点もMakerDAOと比べ、ガバナンスリスクを低減しているポイントです。 デメリット ETH価格の大きな下落に無力です。この場合、Risk Takerの担保がそのまま没収されるようなことになりかねません。 また、Risk Takerに対してきちんとしたReturnを支払うことでシステム全体の流動性を担保してあげなければこのシステムが回らないことにも注意が必要です。 まだ決定していない重要な点 Publisherが支払うコストの価格をどう決定するかのアルゴリズムを決めることが非常に重要です。 このコストはETH価格のボラティリティに対して増加する関数と言えますが、これをどう決めるのかが非常に大事です。 また、1ドルにペッグしない場合、どの変数をいじるのが効率的なのか考える必要があります。現時点では、ステーブルコインとETHの交換レートがその一例として考えられます。(ステーブルコインが一ドルを下回ると交換レートをあげ、上回ると下げる) また、ETHの価格オラクルに関しても考える必要があります。  

Daiホルダーの利得を計算してみた(基本から)

なまはげです。 今回はMakerDAOのDaiについて、Daiホルダーの「期待利得」について考察しようと思います。 Daiの仕組み まずはDaiについておさらいです。(詳しいことはカナゴールドさんのこの記事が非常にわかりやすいです)DaiはEthereum建てで発行されるステーブルコインです。 担保額は借入額の150%以上(10000万円のDaiを借りようとしたら15000円のEthereumの担保が必要)です。借り入れるとStability Feeという金利が発生します。また、Ethereumの価格は常に変動します。 ここでもしStability Feeの負担やEthereumの価格減少によって担保率が150%を切った場合、強制ロスカットが入り、(借りた額 + Stability Fee)×1.13が没収されます。(10000万円借りていたら11300円没収される)この1300円分は担保を維持しなかった罰みたいなものです。 さて、DaiはEthereum建て、と言いましたがDaiを持っている人はいつETHとDaiを交換できるのでしょうか。 それは誰かが強制ロスカットされた時です。その時、ロスカットされたETHは市場に出回り、Daiで買うことができます。その時3%Offになるのでちょっとお得です。

学生にとっての東大と社会にとっての東大 〜上野千鶴子氏から考える〜

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田原です。 今回は東京大学の入学式での上野千鶴子氏の「祝辞」が波紋を呼びました。 端的に言えば僕は非常に強い憤りを感じたのですが、ツイッターとかFacebookを見ると擁護というか支持する声が多くてびっくりしました。その意見は「東大生はこれくらい言われた方がいい」という反知性主義的な発言から、「素晴らしいお言葉」や「これを批判する人は人としてあり得ない」みたいに千差万別です。 これを見ていて、少し違和感がありました。 「あれ、入学式ってなんなんやろな。」 と。 どうやら東大生である自分が捉える「東大」と社会が捉える「東大」に大きな違いがあるのではないかと思いましたのでここに書き記そうと思います。 なぜ僕は怒るのか 上野氏の行っていることはほとんど正しいと思いますし、文章としても練り上げられていると思います。 というかこの記事は主義主張をいうための記事じゃないんで中身の議論はなるべくしません。というか中身に関しては75%くらいいいこと言ってんな、って感じです。 ただ、それはこれが授業とか講演会とかブログとかで言われた時の話。 これ、どう考えても「祝辞」じゃないですよね。僕がキレてるのは以下の二点です。

#おかしいのは貨幣制度?ブロックチェーン? ステークのない通貨は適切か

ブロックチェーン界隈でよく必要な概念として語られる「ステーク」。 主にトークンを自分で自由に使えないようにロックしておくことで、エコシステムのメリットにならない違反行為を行なった場合に没収などの罰を与えることで、ユーザーに強力なマイナスのインセンティブを与えることを目的としています。 これ、ブロックチェーン界隈だとPoSやDaiのCDPなどを通してその必要性は広く浸透していると思います。 ただ、このステークという概念を説明するときブロックチェーン界隈以外の人にはそこまで受けが良くないというか、「必要性はわかるけどそんなに熱弁することっすか?」という冴えない反応が多い気がします。特に非投資家の方にはウケが悪いです。 ということで今回は歴史上、ステークがどのように働いていたかということについて書いていこうと思います。

アフィカスじゃないブログがきちんとBitcoin値上がりを説明する。

なまはげです。 最近Bitcoinが値上がりしていますね。 ものすごい久しぶりに5000ドルを超えたことも話題になりました。これ、なんででしょうか? 「Bitcoin 値上がり 理由」で検索するととんでもないことを書いているアフィカス野郎が目立つのできちんと解説したいと思います。 Bitcoinの値上がりの概要 皆さんご存知かもしれませんが、3500ドル前後を見ていたBicoinは4/2から急激に高騰し、4000ドルを突破、果てには5000ドルを突破してまだなお高止まりしています。 4/8現在の価格は5300ドル付近です。 それに従ってETHやBCHなど他の主要通貨も値上がりし、4/3(日本時間)は主要通貨(時価総額トップ10)は全て前日比で値上がりという凄まじい伸びっぷりを見せました。 一日の伸びだけ見たら過去最高という凄まじさです。

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